入れ歯治療の流れ

来院されましたら、受付にて保険証および再診の場合は診察券（※）、お持ちの場合はお薬手帳をご提示ください。

検温と同時に顔認証システムでチェックインしていただきます。

その後、待合室にて問診票をご記入いただき、5分ほど安静にしてから自動血圧計で血圧測定を行います。初診の方はお早めにご来院ください。

※スマホをお持ちの方は診察券アプリとなります。

診療台にてカウンセリングを行い、以下について伺います。

• 治療に対するご希望や不安
• 過去の治療で嫌だったこと
• 過去に受けた治療内容
• お体に治療中のご病気がないか
• 理想とする治療後の状態について

次に、お口の中の状態を詳細に把握するため以下の検査を実施し、その結果を元に診断を行います。

• レントゲン撮影
• CT撮影
• ミラー、探針などを使った検査
• スタディモデルの採取（お口の型どり）
• お口の中の写真撮影
• 残っている歯の歯周病検査

当院ではまず、現在ご使用中の入れ歯を少しでも噛めるように調整します。たとえば痛みが生じている場合は、それを抑えるための調整を実施。また、もし入れ歯が壊れていれば、希望を伺った上で修理します。

修理にかかる費用は、今お使いの入れ歯が保険適用のものか自費のものかで異なります。必ず事前にご説明しますのでご安心ください。

ご使用中のもの以外に保管されている入れ歯がありましたら、そちらもお見せください。

検査結果をもとに治療計画を立案し、入れ歯の見本（サンプル）をお見せしながら以下のことについてご説明します。

• 現在のお口の状況
• 具体的な治療法
• その治療法によるメリット・デメリット
• かかる費用や期間について

どなたか相談されたいご家族の方がいらっしゃいましたら、一緒にご説明をお聞きになると良いかと思います。

虫歯や歯周病がある場合は、先にそちらの治療をすませた上で入れ歯治療をスタートします。入れ歯作りの参考にいたしますので、天然の歯があった若いころのお顔の写真をお持ちください。

入れ歯の作製では、初めにあごの形や頬の動きについて型を採取。それをもとに模型を作製し、咬合器を使って噛み合わせの位置を決定します。そして入れ歯作製を歯科技工所に依頼する流れです。作製期間中は、歯科技工士に入れ歯とお顔の位置関係を伝えるため、何度か写真撮影を行います。

歯並びなど気になる箇所については、実際にお口に入れて仮合わせする「試適」を実施。完成前にご自身で見ていただき、確認をお願いしています。

入れ歯を快適に使い続けていただくため、完成後も以下のようなメインテナンスを行っています。

• 入れ歯を支えている歯ぐきの状態を検査
• 入れ歯にガタつきがないか確認
• 虫歯・歯周病のチェック
• PMTCやスケーリングなど残っている歯のクリーニング
• 歯磨き方法の指導
• 入れ歯のお手入れについてのレクチャー
• 食生活へのアドバイス

コンフォート入れ歯の張り替えや、そのほか修理が必要な場合は、お預かりする日数や費用、スペアの入れ歯の準備などについてご説明します。ご不明な点がありましたら、お気軽におたずねください。

また当院では、残っている歯の虫歯や歯周病を予防するため、一人ひとりに担当衛生士をおつけして、患者さんのお口の状態に適したペース・内容でメインテナンスを実施しています。

入れ歯のメインテナンスは、歯科医師が定期的にご案内しますので欠かさずご来院ください。