総入れ歯＋部分入れ歯の症例（２）
金属床義歯・ノンクラスプデンチャー

入れ歯には保険で作るものと、自費診療で作るものがあります。保険の総入れ歯は上あごに吸着させて固定させる構造です。入れ歯の面積を確保する必要があるので、上あご部分を全体的に覆う設計となります。それにより食べ物の味や温度を入れ歯が遮断し、おいしく食事ができないのが難点です。

このようなデメリットを考慮し、今回はしっかり噛める、食べ物の味・温度が分かりやすい自費診療の「チタン金属床義歯」をご提案いたしました。歯ぐきに接する部分を金属で作って強度を高めているため、保険とは違い上あごを覆わない作りにできます。装着時の違和感が少ないのはもちろん、食事の味や温度を感じやすく、「おいしく食べられるから食事が楽しい」と患者さまに好評です。

下あごの部分入れ歯については、留め具（クラスプ）を前歯にかける必要があり、お口を開けると目立ってしまいます。この問題を解消するため、目立たない「ノンクラスプデンチャー」を採用しました。これは、歯ぐきと同じ色のプラスチック素材で留め具を作製する入れ歯です。お口を開けても入れ歯だと他人にバレない仕上がりになっています。

「おいしい食事を心行くまで楽しみたいけれど、今の入れ歯だとできない…」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。